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ひとり起業で避けるべきビジネスモデル10選!

推定読書時間: 11

起業

この記事では、ひとりでスモールビジネス起業を目指す方に最適なビジネスモデルについて考察しています。

ひとり起業ビジネスモデルは、将来の安定と自己実現を追求するための理想的な選択肢になりえます。しかし一方で起業にはリスクもあります。

リスクを最小限に抑えながら、自分自身のビジネスを築くスタートラインに立ってみませんか?

この記事では、ひとり起業家の私がどのような基準でビジネスモデルを選んだのかを解説しています。ぜひご参考にして、将来の起業の可能性を探ってみてください。


  • ひとり起業家を目指している
  • 起業するにあたりリスクをとりたくない
  • 副業から起業を考えたい
  • 大きなリターンよりも小さなリスクを優先したい

これらの課題をお持ちであればきっとお役に立てるはずです。

起業の世界は、夢と挑戦に満ちています。しかし、それは同時に予測不可能なリスクも伴うことを忘れてはなりません。

リスクには基本的に、四つの種類がある。
第一に負うべきリスク、第二に負えるリスク、
第三に負えないリスク、第四に負わないことによるリスクである。

ピーター・ドラッカー

特に、年齢を重ねると、家族や資産など、守るべきものが増えます。そのため起業に際してのリスクを負うことは一層慎重な判断が求められます。

東京商工リサーチによれば、2023年の倒産件数は8,690件となっており、やはり倒産してしまう場合もありますね。

起業には自分の裁量で全てをコントロールできるという大きなメリットがあります。特に一人起業家を目指す方であれば、1人ですべてをコントロールしたいという欲求が強い方だと想像しています。

しかしそのような方に私の経験からアドバイスをさせていただくなら、「起業はリターンではなくリスクを最小化させることから始めよ」ということです。

人間は、いかなる肩書や地位をもとうとも、明日を知ることはできない。したがって、昨日いかに勇気があり、賢明であったとしても、その決定や行動は、今日になれば、問題あるいは危機、愚かさとなる

ピーター・ドラッカー

例えば副業から始めて収入を得られるようになってから本格的にそれを本業にするなどの戦略が極めて重要だと考えています。

人生においての最優先事項は「死なないこと。詰まないこと。」にあると考えています。

もちろんリスクとリターンはバランスしますから、リスクを最小化することによって得られるリターンも大きくはなりません。

どこまで行ってもスモールビジネスにはなります。大きなビジネスを目指したい方は、例えば VC から借り入れするなどしてレバレッジを効かせる必要があるでしょう。

その代わり、私のように一人でリスクを最小化し小さく起業したい方にとってはこの記事の考え方はお役に立てるのではないかなと思っています。

起業を考える人々がネットで情報を探す中で、魅力的に見えるビジネスモデルには注意が必要です。

リスク最小化モデルの起業では「どのビジネスモデルが良いのか」という問いではありません。「どのビジネスモデルに手を出してはいけないのか」という問いがより重要な意味を持ってきます。

最初に手を出してはいけないビジネスモデルを考えておくことで起業後に大きなリスクを負わなくても済みます。

世の中には初期投資が大きいビジネスモデルと小さなビジネスモデルがあります。例えば店舗ビジネスやフランチャイズ展開などは比較的、初期投資が大きなビジネスだと言えます。

一方で初期投資がかからないビジネスとはコンサルタントやオンラインでの講師業などが典型になります。

ひとり起業のビジネスモデルとしては初期投資が大きいビジネスモデルは避けることが望ましいと考えています。

②時間と場所に制限がある

時間と場所に制限があるビジネスモデルは、現代の競争の激しいビジネス環境ではリスクが伴います。

例えば、物理的な店舗のみで営業している場合、特定の時間帯や場所でしか顧客にサービスを提供できないため、売上を最大化する機会を逃してしまう可能性があります。

せっかく自由を求めて起業をしたにも関わらず、リスクだけが高まってしまい起業した意味を見いだせなくなることがあります。

例えば、ランサーズのようなプラットフォームを通じて仕事を受注した場合、結局は自分の時間を投下して対価を得ることになり強い制限がかかります。

​③在庫を抱える

在庫を抱えるビジネスモデルは、製品や商品をある程度の量を仕入れ、保管しておく必要があります。

これにより、余計な費用が発生する可能性があります。在庫が売れない場合、費用がかさむだけでなく、商品が陳腐化してしまうリスクもあります。

また、需要が急激に変動したり、市場環境が変化したりすると、在庫を処分する必要が生じる可能性もあります。

一人起業家であれば「在庫を持たない」ビジネスモデルを模索すべきでしょう。

​④固定費がかかる

固定費がかかるビジネスモデルは、リスクが大きくなります。

例えば、店舗を運営する場合、家賃や人件費などの固定費が毎月かかります。売上が伸び悩んだり突然の出費があった場合、その固定費を賄うことが難しくなります。

その他にも、オフィスを借りる必要がある場合も、毎月の固定費がかかってくるので避けた方が無難です。

⑤撤退のハードルが高い

「撤退ハードルが高い」ビジネスモデルは、何かがうまくいかなかった場合に撤退することが困難であるという特徴があります。

これは、ビジネス環境の変化や市場の需要変化などによって、運営が困難になる可能性があるため、リスクが高くなります。

例えば、大規模な設備投資や契約上の制約があるビジネスモデルは、撤退する際に莫大な損失を被る可能性があります。そのため、これらのリスクを事前によく検討し、柔軟性を持たせた戦略を立てることが重要です。

⑥​収益率が低い

収益率が低いビジネスモデルは、一人で起業する際には高いリスクが伴います。

これは、競合環境が激しく利益が上がりにくいため、経済的な安定性が得られない可能性があるからです。そのため、投資や時間を費やしても収益が見込めない場合も考えられます。

このようなビジネスモデルでは、事業を成長させるためのさまざまな課題や困難が予想されるため、慎重な計画と戦略が必要とされます。

一人で戦うには、高い利益率のビジネスモデルを選択する方が低いリスクで挑戦することができます。

​⑦集客の仕組みがない

どのようなビジネスでも顧客がいて初めて安定します。集客の仕組みがなければ一人起業家は、集客に全力を注がなければならなくなります

アポイントを取って営業する。これに全ての時間を取られることになるのです。

一方で一人起業家はサービスの提供も自身で行います。集客だけに全ての時間を取られるわけには行けないのが実情ではないでしょうか。その意味では集客の仕組みがないビジネスモデルはリスクが高いと言えます。

成功するためには、効果的なマーケティング戦略や集客手法を組み立てる必要があります。

⑧特定の顧客に依存している

一つの顧客や業界に依存しすぎることで、予期せぬ変化や問題が発生した際に大きな影響を受ける可能性があります。

そのお客様の受注がなくなった際に一気に大きなリスクにさらされる可能性があります。またそのお客様の無理な要望を聞く必要が出てくるなどもリスクになります。

特定の顧客に依存せず、幅広い顧客層や収益源を持つ多角的なビジネスモデルを構築することが、リスクを分散し安定した事業運営につながる重要なポイントと言えます。

⑨営業工数がかかる

受注するまでに何度も打ち合わせを重ねる必要がある場合、非常に大きな営業工数がかかります。

ひとり起業家は、ひとりで顧客獲得や営業活動を行う必要があり、そのために多くの労力や時間が必要となります。

さらに、自己資金で賄わなければならない経費も多くかかることがあります。そのため、リスクを最小限に抑えるためには、営業工数がかからないビジネスモデルを選択することが必要です。

​⑩再現性がない

「再現性がない」ビジネスモデルはひとりで起業する際には、リスクが高いと言えます。このようなビジネスモデルは、成功を保証するための確実な手法やシステムが不足しており、収益の安定性が乏しいことが挙げられます。

そのため、一度だけの成功や偶発的な需要に依存するビジネスは、継続的な収益確保において不安定であり、持続可能な成長を達成することが難しいでしょう。注意が必要です。

たとえば、一時期の「タピオカ屋」や「高級食パン屋」のように流行りに乗ったビジネスモデルというのはリスクが高いと言えます。

一人起業家にとっては初期投資や固定費、営業工数などを極小化し、高い利益率を誇るビジネスを構築することが大切なことではないでしょうか。

そのためにはマーケティングの知識が必要になります。ぜひこの無料コースをご覧いただきマーケティングを一緒に学習しませんか?

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熊倉 大輔
熊倉 大輔
小規模なマーケティングチームの支援をしています。普段は、神戸に住んでいます。地元のスターバックスでコーヒーを飲みながら仕事をしています。